薬剤師/心理カウンセラー/日本睡眠学会会員/
IBSTPI (講師国際基準)合格講師
1975年3月生まれ。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が
増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問
題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩
み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と
確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年
3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォ
ーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリー
ダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。
体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博
している。
新聞・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
当時、巷でよく言われていた「早寝早起き元気な子」。私はまさに、そんな子供時代を過ごしました。
医療業界に興味を持ち、薬学部への受験を決めた高校3年生。受験戦争と言われる中、寝る間も惜しんで勉強をしたか?というと・・・
全くそんなことはなく。それまで通り、10時には寝て6時半に起きる毎日。そんな受験生でした。
無事に薬学部へ合格し、勉強そっち除けの学生活を満喫。おかげで追試常連の落ちこぼれ組でしたが、なんとか留年を免れ、いよいよ卒業
試験&国家試験を控えた4年生の冬。それまでの経験から得た「自分に合った勉強法」は自分が一番よくわかっていて、それが決断力、
短期集中力、そして睡眠でした。私には、「寝ずに勉強」は選択肢の中になかったのです。
睡眠の専門家となった今だから言える「記憶の整理・定着に睡眠は不可欠である」ということは、この頃から身を持って体感していたの
かもしれません。
無事、国家試験にも合格し、医療系メーカーへ就職。
当時は珍しい女性営業職として九州へ赴任し、車で九州・沖縄地区全域の医歯薬理工系大学や企業の研究所、公的検査機関などを訪問する
ことに。以降の6年間で3度、トップ営業の表彰を受けることになります。
毎晩のようにお付き合いや接待で、帰宅は遅くなりがち。飛び込み営業のドキドキや不安、ミスの連発で落ち込むこともあり、精神的にも
肉体的にも参りかけましたが、そんな時も、可能な限りの睡眠と仮眠でコントロール。上手に眠るからこそ、自分の力を100%で発揮で
きるというセルフコントロール・セルフエンパワメントの原型はここにあります。
しかし、医療業界の一端に身を置く中で、残念ながら日本でも心を病んでしまう人が増えているという現状に気づくも、まだその原因もな
にも知らない当時の私。
「寝たら治るのに何故?」
そんな睡眠大好き人間の素朴な疑問が、今の仕事を始める小さな種となりました。
それからは、心の問題に興味を持ち、心理学を学びカウンセラーの資格を取得。臨床の医師のもと現場も経験して、薬剤師の資格を活かし
メンタル専門の薬剤師となりました。
延べ5万人以上の眠りの問題に関わり、確信を持ったことは、心と体と睡眠は非常に大きな繋がりがあるということ。うつ病で、初めは顔
も上がらない・会話もまともにできない患者様が、睡眠が整うことで顔が上がる。会話ができる。会話が前向きになって、笑顔が生まれ、
社会復帰していく。
「睡眠は人生を変える!」
そんな場面をたくさん見てきました。患者様ですから、もちろんカウンセリングやお薬の力もあります。でも、それだけでは上手くいかな
いのです。現状に気づいてもらい、病気や睡眠に対する思考・行動・生活を少しずつ改善していくための指導・サポートをすることが、自
分の役目であったと思います。ですが、まだこの時点では、睡眠大好き人間の私は「実際の問題として自分で体感」をしていませんでした。
部署異動し、毎日遅くまで働いて帰宅が翌日になることが増えた管理職時代。
一度に数件の新規事業の立ち上げにも関わる立場になったとき、遅ればせながら生まれて初めて「職場の人間関係」の問題にぶち当たりま
した。今までになかったイライラや怒りの感情が、相手にも自分にも沸くだけでなく、気づくと思考や感情が負のスパイラルに陥ります。
そしてある頃から、体の疲れが抜けなくなりました。ずっと肩コリ首コリ。さらには、今まで経験したことのない不思議な目眩も始まりま
した。免疫力が落ちていたであろう体は、風邪をひいたことをきっかけに咳が数ヶ月止まらない状態に。最後は声も出なくなりました。
心の苦しみに、体が救難信号を発していたのです。
実は、その時の我が家の寝室の窓には、模様替えした時に奮発して買った、一級遮光のカーテンがかかっていました。真っ暗の中で、私に
とってはどうしても足りないと言える睡眠時間で寝起きしていたのです。ある日、気づきました。
「あ、カーテン開けて寝よう!」
すると翌日から、なんだか目覚めがスッキリ!体がちょっぴり楽になっているのです。そして、いつもよりなんとなく良い気分で出勤しま
した。「おはようございます!」の声の質が変わっている自分に驚きます。すると、帰ってくる「おはようございます」もなんだか違って
聞こえるんです。
あれ?心なしか明るい?
頭の中で思う「挨拶くらいちゃんと言えよなぁ!」の朝一のイラっとがありません。そうなんです。カーテンを開けて寝ただけで、真っ先
に体が反応し、それに伴って心も変わっていたのです。心のコントロールや自分を変えることには、やはり睡眠が深く関わっていて、上手
な眠り方・起き方が必要なのだ!と身を持って体感したのでした。
その後は、心の問題から、より睡眠にテーマを絞って勉強を開始。睡眠改善シニアインストラクター資格を取得し、エビデンスを身に付け、
睡眠の専門家として起業しました。
個人のお客様には、眠りの問題に取り組むオーダーメイドの改善提案や、正しい睡眠の基礎知識講演、仕事で効率を生むための睡眠法など、
ビジネスパーソンが今よりもっと輝くための『睡眠活用術』『ハイパフォーマンス睡眠法』などのセミナーや講座をお届け。
また、企業様向けには、睡眠負債改善などに関する講演だけでなく、具体的な数値を設定し、生産性を向上させるための『生産性向上のた
めのセルフリーダーシップ研修』など、企業様のニーズと現状分析を踏まえた、コンサルを含めた研修を提案しています。
アカデミックな内容を楽しく学べ、また、体で納得の”体感ワーク”を取り入れたカリキュラムは、「簡単でわかりやすい!」「明日から実
践できる!」「シャッキリ起きられるようになった!」「今までより沢山寝ているのに1時間以上ゆとり時間ができた!」「仕事効率が上
がった!」「イライラしなくなって毎日ハッピー!」「売上が一桁変わった!」等々、たくさんの声をいただいています。
『人生、上手に寝たもん勝ち!!』