快眠後の午前中こそ、最も仕事がはかどる時間帯である!
これは多くの人が実感していることと思います。
しかし、その午前中をもったいない組立にしている会社も多いのです。
さらに、いくら午前中の効率がよい!といっても、快眠したからこそ自分の集中力をフルに発揮できるのです!
なぜ、午前中が良いのか?
どんな仕事の組み合わせが良いのか?
どのように起きて、どんなことをするとさらに仕事力UPにつながるのか?
睡眠活用の観点から紹介していきたいと思います。
快眠後の午前中が効率が良い理由
単純です。
必要十分に寝て起きたあとの脳は、しっかり休息が取れた後のフレッシュな状態だからです!
起きているとき、人間は5~7万回も思考していると言われています。
ほかにも、体を動かしたり維持したり、緊張を保っているもの脳です。そうなのです、しっかり立っていられるのも脳の働きのおかげです。
その私たちの脳ミソは24時間生きている限り、全ての機能を停止することはありません。生きるためのシステムを止めることはないのです。また、どうやら寝ている間は何も考えていないわけでもないのです。夢も見ます。必要な記憶の整理整頓も行われます。
しかし、脳もその活動量を低下させ休む必要があります。
脳の休息の場。それは唯一、睡眠(深い睡眠)だと言われています。
脳の疲労が取れ、脳内の老廃物のデトックスも行われ、頭も軽~くスッキリクリア!な状態で、仕事に取り掛かれるのが午前中なのです。
さらに、昼間に一生懸命インプットした様々な刺激やその記憶の、消去や整理整頓そして定着が行われるのも睡眠中です。
いらない記憶は捨て、脳内のメモリがデフラグ(最適化)された後は、サクサク動きますし、また新たに詰め込むこともできます。しかも、整理整頓された記憶は引き出しやすく・閃めき易くなっています。
しかも、前日に受けたストレス(自覚がないようなものでも)を寝ている間の夢で、軽減・対処しているとも言われています。
如何でしょう?しっかり良い睡眠をとることで、脳ミソがだいぶ軽くスムーズに動き出すイメージはできましたでしょうか?
睡眠学から見る脳機能の流れ
朝起きたあとが、もっとも機能的であることは何となくご理解いただけたかと思います。
では、その後はどう動いているのでしょうか?
起きた直後~頭を沢山使うこと、刺激=ストレスをたくさん受けることで、時間を経過するごとにだんだんまた疲労していきます。
また、人間の持つ生体リズムの一つ睡眠のリズムによると、起床後~昼までがもっとも各制度が高く、午後になると眠気の小さなピークがやってきて脳の働きは低下します。そして夕方からまた眠気が去り(睡眠禁止帯)、効率は上がって行きます。ただし、そこまでの時間で既に疲労困憊の場合もあります。
そして、その時刻を過ぎると、今度は「眠気」がやってきて脳の休息=睡眠に入っていきます。
目覚めた後の午前中=ゴールデンタイムを活用しない手はありません!
会社では、どんなことが行われていますか?
少し振り返ってみてください。
眠気の少ない脳機能的に午前中に向く仕事
せっかくの頭が最も働く時間です。どんな仕事が向いているでしょうか?
✔ 集中力を要する仕事
✔ ミスなく素早く仕上げたい仕事
✔ 閃めきやアイデアを要する企画立案など
✔ 頭を使う難しい作業
✔ ここ一番の商談
✔ 最も好きな仕事又は、最も苦手だけど早めにやっつけたい仕事
✔ その日のタスクの内、最も優先すること
などが挙げられます。
会議ではなくダラダラ続く報告会を午前中にするのは勿体無い!のです。
社内の重要度の低い急ぎでない問い合わせ対応に、午前中の仕事時間を奪われるのは勿体無い!のです。
コピーや資料揃えは、午後の眠気が来た時でも良いのです。立ち上がってコピー機まで動くだけでも多少のリフレッシュにつながります。
就業時間中の、各自のタスクを細分化し、優先順位をつけてみると、「スケジュールの組み換え」をすると効率が上がることが見えてきます。
因みに・・・この方法を取り入れて、仕事が早く終わり且つ、睡眠時間が1時間余計に確保できるようになった方もいらっしゃいます。
どんな起き方・眠り方が生産性を上げる?
1.朝は日光をしっかり浴びる!
2.朝一番は、好きなことからスタート!
3.寝る前は、思考を手放し、体も心もリラックスしてから床に就く!
このたった3つのポイントが、快眠して、午前中のパフォーマンスをググッと上げる基本です。
3つの基本については、また別の記事で詳しく解説したいと思います。
まとめ
もしあなたが、あなたの会社が、夜勤や交替勤務のお仕事でなく、朝出勤して夜帰宅するシステムの場合は、是非、午前中を活かすタスク管理を取り入れてみてください。
ただし・・・夜は自分にあった睡眠が取れるように心がけること。これは大切です。寝不足では、せっかくの午前中も、眠いまま・・・なんてことにもなりかねません。ご注意を。