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経営者が知っておくべき部下との睡眠マインドの違い

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経営者も従業員も同じ人間です。
でも、私が今までお会いしてきた経営者の方々と、一般従業員の多くとこんな違いがあることに気づきました。

しかし、ビジネスパーソンの殆どは、職員です。
従業員を思いやる時・・・
「睡眠」に関して言えば、経営者が自分の体感を基準に考えシステム構築をすると・・・
現実にそぐわない事が起こる場合があります。

ここから先はあくまで私の主観です。データ的なエビデンスはとっていません。
しかし、健康経営や働き方改革を考える際の、
参考の一つとして受け取っていただけたら幸いです。

 

睡眠に対する経営者の姿勢 3つのタイプ

経営者の皆様は、比較的睡眠に対する意識が高い方が多いように感じています。

それは、健康管理をきちんとしなければならない立場や責任の重さも関係しているでしょう。
経営者個人のセルフマネジメントについては、それはとても重要で必要なマインドです。

 

しかし、セルフマネジメントだけでなく、従業員全体をみて、管理・運営することを考えると・・・
自分の睡眠を知ることとと、多くの他人の睡眠は違うことをしっかり認識する必要があります。

 

ではまず、3つのタイプとは?

 

(A)毎日ハッピー!のためにセルフコントロールタイプ

自分の体や心について振り返る時間を取り、心も体も健康であるために、
「今の自分」にとって必要な睡眠を分析し、工夫してセルフコントロールしているタイプ

睡眠時間の長い短いは問いません。自分に合った時間を知っている&しっかり確保するタイプです。

 

毎日ハッピーが目的・理由だとはいえませんが、
自分の責務を世界中の誰より?知っていた、元米国大統領は、
睡眠トレーナーをつけて6時間睡眠をキープするよう心がけていたと言われています。

 

(B)睡眠は二の次!覚悟が出来てるタイプ

使命感に燃え、夢実現や、目的・目標に向かって突き進んでいる。
眠ることより、食べることより、長生きするより何より大切なことがある。覚悟ができている。
その使命感的なものや生きる意味は、人間の3大欲求を凌駕するほどのパワーを持っています。

だからこそ、本来はショートスリーパーでなかったとしても、
多少睡眠を削ろうと、思う以上に自分の体はついていきてくれます。

言い換えると、気合や熱意で短時間睡眠法を習得できる人とも言えます。

とある経営者さん。
自分は〇〇を伝えることが使命である。寝ている場合じゃない。一人でも多くの人に自分の時間を使いたいのだ!
それは、彼にとって、「ねばならない」ではなくて「WNAT」=「~したい!いや、するのだ!」というマインド。だから体は短時間睡眠でも着いてきてくれています。

とある音楽家さん。
自分はこの音楽に生きるのだ!全てをそこに捧げる!寝ている場合じゃない。彼は作曲に没頭するために、ピアノの下の寝袋で2時間ほどの睡眠でまた起き上がります。
人生ず~っとこの状態だったわけではありませんが、ある時期をこうして過ごしました。

 

この熱量のハンパない使命感、いえ欲求といってもいいかもしれません。
を、他の多くの人が果たして同等レベルで持てるでしょうか・・・?

 

(C)慣れればできる!お前もできるはず!タイプ

睡眠の習慣は長い時間を掛けて形成されるパターンもあります。
例えば、職人さんなど、朝早く起きて夜遅くまで毎日同じ仕事を繰り返す。決まった生活リズムを持った人などがそれにあたります。

また、睡眠は、その時代による社会環境の違いによって影響されてしまうのも事実です。
江戸時代は10時間だった。
昭和前半世代は寝ないで働くことが美徳だったかもしれません。
今は本当は寝たいのに寝る時間が取れない!と不満の声を上げる人が多い時代です。

 

自分の経験や習慣で多少寝なくても頑張れる事を知っている。
又は、自分には早起きが合っている。だから誰よりも早く出社する。

慣れれば大丈夫!
確かに、習慣化はとても効果的です。
しかし、それがほかの人の健康にとって良いか悪いかは、また別問題
しかも、朝イチに出社するトップの姿を魅せられた職員は、
自分が遅く来ることに遠慮や抵抗を感じる人が多いのも日本人らしいといえばらしいところ。

良かれとしているその行動が、
気づかないうちに従業委員の睡眠に対して無言の圧力になっているかもしれません。

 

従業員の睡眠について、経営者に知っておいて欲しいこと

既に上に書いてしまいましたが、まとめると・・・

 

1.必要な睡眠は人それぞれ

あなたと他の人では、必要な睡眠の量も質も違います。
それぞれが、自分にあった睡眠をとることが理想的だと言えます。

 

2.経営者はあなただけ。自分を大切にするために寝る。

基本、あなたの代わりはいない仕事です。
自分を粗末に扱わない。
体を過信もしすぎない。
たまには労って上げる。
できれば睡眠セルフコントロールをしっかり取り入れる。

 

3.マインドの熱量が違います。

経営者や管理者など、そして良い意味で野心がある人は、実際そんなに多くありません。

誰しも、夢や欲求はあるでしょう。
でも、それが=仕事上にあるとは限らない。
あっても、経営者とは目指すレベルが違うかもしれません。

波風立たず、平穏無事、普通を望む人もいます。

いま現状ではやる気ゼロ、ただ流されて働くだけ、必要最低限でいい、そんな人もいます。

何らかの病気で先ず復活が優先。本来の力が出せずにいる人もいるでしょう。

そんな多数派の人は、3大欲求を凌駕するほどの「動機」は持てないのです。
それほどの強い動機が持てない人々には、ある程度の睡眠時間の確保と、睡眠の質の確保が必須です。
それを欠くと、
睡眠負債を抱えることになり、
効率は落ち、
心は病み、
体調を崩し・・・
と負の連鎖に繋がりかねません。

私自身も個人事業主として講演活動に力を入れています。
しかし、睡眠の専門家であることも関係するかもしれませんが、睡眠をないがしろにして仕事する考えは持てません。むしろ、タイプ(A)であることを目指しています。
どうしても必要で徹夜をしよう物なら、たちまち頭がボーッとして使い物にならない自分に気づきます。
必ずリカバリーの方法をとります。

 

4.自分の姿勢=正解か?を社の状況と照らし合わせて分析

自身の会社であるから、自身のスタイルを踏襲せよ。
もちろんそれでも良いと思います。
皆が同じ方向に向かって、一緒に進めることは、生産性向上や息の長い企業になる秘訣だと思います。

だたし、こと睡眠に関しては、人間の心と体の健康=命が関与します。
そのスタイルが従業員を苦しめているかいないか?
チェックする機会を設けることは必要ではないでしょうか。

 

まとめ

雑な言い方になってしまいますが、

一言で言うと、経営者と一般職員では、仕事に対する思いが違う!と言っていいかもしれません。
睡眠は、環境だけでなく思いによっても左右されます。

 

ただヒトとして生きるための睡眠もあります。
この社会で活きるための睡眠もあります。

「あなたは、何のために眠りますか?」
目的を持って「睡眠」について考えたとき、その人にとってより良い眠りが訪れます。

 

自分も従業員もみんなを大切にできる経営者のいる場所で働ける人は、
きっと良い睡眠で明日も楽しく働けるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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